-
理念と目標を制作するに至った経緯について
-
私が若かったころ、同年代の経営者が集う場で、「経営理念を作ったら経営が上向くよ。」
よくこんな会話を交わす場に出くわしたものです。当時、そのことが何となく想像ができても、その訳を、そして、その真髄を解明したい想いに駆られていました。一方で、立派な企業として、皆が成長と発展を遂げていくためには、その方向性を明文化して従業員に浸透させないといけないという想いがありました。 -
理念と目標について、どのような想いで掲げましたか
-
ある日の営業会議の時間、偶然、私が発した言葉「僕も、みんなも、当然幸せになりたいもんな。」先ずは自分自身の幸せがあってこそ・・・と言葉を発した時、私は熱い気づきを感じました。一生懸命働くことで、自身が豊かになり、幸せを実感できなければ、働く甲斐が無い。すべては自分からだと。
豊かに、幸せになるためには、どうしたらいいか。働くことで、一人ひとりが感動づくりの主人公とならねばいけない。「まさに、売りよし、買いよし、世間よし、三方善の継続だ。」と心に響く想いが沸き上がってきて、考えたことの概略をまとめてみました。一人ひとりは、主体となって働き、成果を出すことで、働く者一人ひとりは豊かになる。そのためには、お客様に喜んでもらう仕事を納め続けなければならない。結果、この積み重ねが世のため人のためにつながっている。この3 つの事柄を経営理念にまとめてみようと意を決したのでありました。 -
従業員へどのようにして浸透させようとしましたか
-
ここから大事なことは、この言葉を皆の魂に日々醸成・発展させなければならないことでした。「朝礼で唱和したら浸透した」「社員全員に暗唱させたら徐々に浸透してきた」等、お話を聞きましたが、腑に落ちないままでした。とにかく、社長自身が理念の通りの働き方を続けること。このことで今までになかった成果を出すことにあるのではないか。自分が変わって、新たな成果を出してみる。とにかくやってみよう。この想いの元、13年前、関東の市場を開拓する思いが満ちてきて、関東に進出しました。新たな挑戦に挑みながら、試行錯誤の日々を過ごしています。